ブスバー(銅バー)厚物の曲げ加工ならおまかせ!~板厚20㎜のブスバー曲げちゃいます!~

こんにちは! 今週のブログは本社製造部が担当します。

過去に「様々な板厚の曲げ加工についてのご紹介」をしましたが、
今回は特に板厚が厚いブスバー(銅バー)の曲げ加工について我が社の実績をご紹介します。

曲げ加工とは


曲げ加工とは、その名の通り金属の板(素材)を曲げる!
板金加工の中で最も基本的な工法です。

ベンダー加工、ベンディング加工(Bending:曲げ)とも呼ばれています。
曲げたい金属の板(ワーク)を専用の下型「ダイ」へ置き、
上型「パンチ」とよばれる金型で押しながら曲げていくプレス加工の一つです。

簡単そうで簡単ではない!?曲げ加工。


板金加工の中で最も基本の曲げ加工!ただ単に曲げるだけで簡単では?と思われがちですが、
実は高度な技術力が必要なのです。

曲げる素材(金属)の特性を理解し、適切な金型の選定と正確な加工機の取り扱いを
しなければ、曲げ外側(外R)の亀裂(ひび割れ)や曲げ角度のズレ、
また素材の変形、反りなどが発生してしまうため、高い技術力が必要になります。

板厚が厚い様々な曲げ加工(加工実績をご紹介)


板厚が厚いブスバー(銅バー)になるほど技術者に経験が無ければ失敗のリスクが大きくなり敬遠されがち、「対応してくれる業者がない!」「断られてしまった!」というお客さまの声も聞きます。

我が社では今まで培った経験から板厚20㎜までのブスバー(銅バー)の曲げ加工が可能です。
そこで我が社の今までの加工実績を紹介します。

・L曲げ

板厚20mmのL曲げ(板厚20mm、幅100mm)
1箇所のみ直角(90度)に曲げる加工になります。
板厚が厚いブスバー(銅バー)を板厚5mm程度の銅バーと同じように曲げ加工すると
亀裂(クラック)が発生してしまうのですが、
今までの経験(知恵と工夫)で品質を損なわず曲げ加工を行う事が出来ます。

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・Z曲げ

板厚20mmのZ曲げ(板厚20mm、幅100mm)
逆方向の2箇所に曲げる加工になります。
直角(90度)のZ曲げも可能ですが、
下記製品は斜めに曲げており角度調整が非常に難しく高い技術が必要になります。

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・段曲げ

板厚8mmの段曲げ・ハット曲げ(板厚8mm、幅50mm)
階段のような形状や下記製品のように箱型・ハット型に曲げる加工になります。
段曲げの高さが低いほど標準の機械加工では加工機と母材が干渉して加工ができませんが、
専用治具を使用することで間隔が狭い段曲げも加工可能です。

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・アーチ形状曲げ・O曲げ(オー曲げ)

板厚10mmのアーチ形状曲げ(板厚10mm、幅100mm)
複数の曲げ工程でアーチ形状にする加工です。
こちらの製品も専用治具を使用することで大きなアーチ型に加工できます。

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このように我が社では今まで培った経験と加工技術で
様々な曲げ形状のブスバー(銅バー)加工の実績があります。

また汎用治具のほか専用治具も社内製作しているため、
ご注文1個から低コスト・短納期でお客様へお届けいたします。

ブスバー(銅バー)加工で何かお困りのことがありましたら是非ご相談ください。