特殊加工技術~エッジワイズ曲げ~

こんにちは。今週のブログ記事は本社製造部が担当します。

2019年の投稿で様々な「曲げ加工」について何度か紹介してきました。
今回はその中でも特殊な曲げ加工「エッジワイズ曲げ」について紹介していきます。

エッジワイズ曲げとは?

通常物を曲げる際は材料の板厚方向(薄い方)に向かって曲げますが、エッジワイズ曲げは材料の幅方向に向かって曲げる加工方法です。
L曲げ、ワイズ曲げ比較
エッジワイズ曲げ

このように、まっすぐな材料から材料の幅方向に曲げることができます。

エッジワイズ曲げの必要性

では、どのようなときにエッジワイズ曲げが必要となるのでしょうか。
弊社ではエッジワイズ曲げが必要な製品を加工する際、下図のような2パターンを想定します。
ワイズ曲げ
大きい材料から外形を切り出すパターンだと、外側の使わなかった部分はそのままスクラップとなる場合がほとんどですが、エッジワイズ曲げで製品を作った際にはスクラップがほぼ出ないので、材料の無駄を省くことができ、コストダウンにもつながります。

加工例

エッジワイズ曲げの加工事例1

エッジワイズ曲げ加工事例2

エッチワイズ曲げ加工事例3

エッチワイズ曲げ加工事例4
このように様々な板厚や材料幅での加工実績があります。
材質や材料幅によって内側の曲げRを調節しないと、材料が割れてしまったりすることがあるので、職人の感覚と技術が必要になる作業でもあります。
弊社では、板厚2mm~10mmまでエッジワイズ曲げでの加工実績がございます。
お見積り等、お気軽にお問合せください。

L字曲げ加工や、様々な加工方法を組み合わせた製品などについては過去のブログにも載っていますので、そちらも併せてご覧ください。